旬の彩り京野菜レシピ〜料理研究家大原千鶴さん監修〜

京丹波大黒本しめじはうまみが強いきのこなので、蒸し汁も残さずにどうぞ。 〈材料1人分〉 京丹波大黒本しめじ … 3個(100g) 鯛(刺身用・柵) … 80g 塩昆布・酒 … 各大さじ1/2 すだち … 適量 作り方 鯛に塩少々(分量外)をふって、冷蔵庫で10分間おく。出てきた水気を拭く。 大黒本しめじは軸の下のほうのかたい部分を少し切り落とし、縦半分に切る。 耐熱皿に1の鯛、2の大黒本しめじ、塩昆布をのせ、酒をふる。ラップをふんわりかけて600wの電子レンジに3分かける。仕上げに、絞りやすく切ったすだちをかけていただく。 ...

黒豆は個体によって戻す時間や茹で時間が変わります。 ★戻す時にしっかりと戻す。 ★煮る時は豆が煮汁から出ないようにする。 〈材料作りやすい分量/約4~6人分〉 黒豆 … 200g 黒豆の茹で汁 … 約1カップ 牛ひき肉 … 100g A …【 玉ねぎの粗みじん・トマトの粗みじん 各150g にんにくのみじん切り 小さじ1 】 オリーブオイル … 大さじ3 B …【 塩 小さじ1 カレー粉 大さじ1 粗挽き黒こしょう 小さじ1/6 】 C …【 濃口しょうゆ 大さじ3 トマトケチャップ 大さじ2 】 イタリアンパセリ … 適宜 作り方 鍋に熱湯(1L)を沸かし、サッと洗った黒豆を入れ、再沸騰したら火を止めてすぐに蓋をし、そのまま1時間以上おく。黒豆がしっかりと戻ったら、ザルにあげて水を捨て、鍋に黒豆を戻し入れ、新しい水(1L)を入れ中火にかける。沸いたらアクを取って火を弱め、蓋をしてコトコトと黒豆が柔らかくなるまで煮る。(新豆の場合30分ほど。) 厚手の鍋にオリーブオイルとAを加え中火にかけて炒める。玉ねぎがしんなりとしたら蓋をして弱火にし、全体がしっとりとなじむまで3分ほど煮る。蓋を外し、Bと牛肉を入れて中火で炒める。肉の色が変わったら1の黒豆と茹で汁(1カップ)、Cを加え、弱めの中火で煮汁が少しトロッとするまで30分ほど煮て火を止めそのまま冷ます。 *ひと晩おくと豆に味が染みこんで美味しくなります。 器に盛り、あればイタリアンパセリをあしらう。パンにのせても。...

花菜は柔らかくすぐに茹であがるので、茹ですぎに注意し、繊細な春の苦みとシャキッとした歯ごたえを楽しんでください。 〈材料4人分/流し缶の内寸15cm×13.5cm×4.5cm〉 花菜 … 150g A …【 砂糖 小さじ1/2 うす口しょうゆ 大さじ1 】 干ししいたけ(水につけて冷蔵庫でひと晩おいて戻しておく)… 1枚 鯖缶(しょうゆ煮)… 1缶(全量190g) B …【 砂糖 大さじ2 しいたけの戻し汁 大さじ3 濃口しょうゆ 大さじ1 】 卵 … 1個 塩 … 1つまみ 米 … 1合 昆布(5cm角のもの)… 1枚 すし酢…【 砂糖 大さじ2 米酢 大さじ3 塩 小さじ2/3 】 焼き海苔 … 1枚 溶き辛子・紅生姜の粗みじん … 各少々 作り方 花菜は熱湯でサッと茹でて(20秒)冷水にとり、水気をギュッと絞り、Aを絡めておく。 戻したしいたけは軸を切り落とし、粗みじんに切ってフライパンに入れ、鯖缶(汁ごと)、Bを加えて中火にかけ、ヘラで鯖を崩しながら煮汁が無くなるまでそぼろ状に煮つめて、バットに取り出し粗熱をとる。 卵をボウルに割り入れて卵白をきるように混ぜ、塩を加えてよく混ぜる。卵焼き器を弱めの中火にかけ、太白のごま油適量(分量外)をなじませ、卵液を全量入れて焼く。表面が固まってきたら箸で上下を返してサッと焼き、取り出す。(厚めの薄焼き卵を1枚焼く。) 炊飯器に、洗った米、すし飯の目盛りの水、昆布を入れて炊く。ごはんが炊きあがったらボウルに移し、あわせておいたすし酢をふりかけ、しゃもじで切るように混ぜる。時々混ぜながら粗熱をとる。(ごはんが熱いうちにすし酢をあわせること。) 流し缶に1の花菜をしき詰め、3の薄焼き卵をのせ、4のすし飯(半量)をしき詰め、2のそぼろをのせ、手でちぎった海苔を全体にまぶし、さらに上に残りのすし飯をしき詰め、ラップをして表面を平たく押し詰め、30分以上おく。流し缶から寿司を取り出し、4等分に切り分けて器に盛りつけ、溶き辛子をあしらい、紅生姜をちらす。 *流し缶がない場合は、お弁当箱などにラップをしいてから具材をつめるとよい。 ...

金時にんじんは甘みも香りも強く色もキレイなので、どんな料理も美しく仕上がります。 材料(3〜4人分) 米 … 2合 金時にんじん … 100g(1/2本分) 鶏もも肉 … 1枚(300g) 塩・こしょう(鶏肉下味用)… 各少々 A…【 だし汁 400ml うす口しょうゆ 大さじ1 塩 小さじ1/2】 粉山椒・にんじんの葉 … 各適宜 作り方 金時にんじんは細長い乱切りにする。(皮はむいてもそのままでもお好みで。) 鶏肉は塩・こしょうをふり、皮を下にしてフライパン(フッ素樹脂加工のもの)に入れ、中火で皮を色よく焼く。(油はしかず、焼くのは片面だけ。) 炊飯器に洗った米を入れ、Aを加えてひと混ぜする。1を入れ、2の鶏肉の皮が上になるようにのせ、普通に炊く。 ごはんが炊きあがったら、鶏肉を取り出す。ごはんをさっくりと混ぜて器に盛り、食べやすく切った鶏肉をのせ、お好みで粉山椒をふり、にんじんの葉があればあしらう。 ...

普通の枝豆よりも粒が大きく旨味も強いのでそのまま以外にいろいろな料理に使えます。 材料(2人分 8個分) A…【 鶏挽き肉(もも) 200g 玉ねぎのみじん切り 50g 片栗粉 小さじ2 ごま油 小さじ1 塩 2つまみ 】 紫ずきん(茹でて*薄皮まで剥いたもの) … 正味150g レモン … 適量 輪切り唐辛子 … 適宜 作り方 ボウルにAと紫ずきん入れてよく練り、8等分に丸め、フライパン(フッ素樹脂加工のもの)に並べ入れて中火にかけ、蓋をして3分ほど焼く。上下を返し、もう一度蓋をして2分ほど焼いてつくねにふっくらと火を通す。 器に盛り、レモンを添え、あれば輪切り唐辛子を飾る。 (油はしいていない。) ...

京みず菜はシャキシャキ感が美味しいので、火の通しすぎに注意。 材料(2人分) 京みず菜 … 1/2束(100g) 豚バラスライス … 50g 塩(豚肉下味用)… 少々 オリーブオイル … 小さじ1 にんにくの薄切り … 3~4枚 鷹の爪 … 1本 A…【 塩 1つまみ 昆布茶 少々 】 粗挽き黒こしょう … 適宜 作り方 京みず菜は4cmの長さに切る。豚肉は半分の長さに切り、塩をふる。 フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、1の豚肉を並べ入れる。豚肉が白くなったら上下を返し、にんにくも加えて豚肉をカリッと焼き、両方ともバットにいったん取り出す。 続けて鷹の爪と1のみず菜の半量を入れて絡め、Aで味を調えて火を止め、残りの1のみず菜を加えてサッとあえる(*)。器に2とともに盛りあわせ、お好みで粗挽き黒こしょうをふる。 ...

壬生菜はお漬物にすることが多い野菜ですが、炒め物にしても美味。うまみの強い食材と相性がよいです。 材料(2人分) 京壬生菜 … 1/2束(100g) 桜エビ … 大さじ2 卵 … 1個 太白ごま油(サラダ油でも可) … 小さじ2 うす口しょうゆ … 大さじ1/2 すりごま(白)… 適量 作り方 京壬生菜は3cmの長さに切る。 フライパンに太白ごま油を入れて中火にかけ、桜エビをチリチリッと炒める。 1を加えて炒め、うす口しょうゆで味を調え、溶き卵を回し入れる。箸で素早くかき混ぜ卵が好みの半熟状になったらすぐに火を止め、器に盛り、すりごまをたっぷりかける。 ...

冬の九条ねぎは甘くて柔らかいので、大きめに切っても美味しくいただけます。 材料(2人分) 九条ねぎ … 1/2束(100g) 油揚げ … 40g A …【 砂糖・濃口しょうゆ 各大さじ1 】 ごま油 大さじ1/2 粉山椒 適宜 作り方 九条ねぎは2cm幅の斜め切りにする。油揚げは短冊切りにする。 フライパンにごま油を入れて中火にかけ、1を入れてサッと炒め、しんなりとしたらAを加えて絡めて火を止める。器に盛り、お好みで粉山椒をふる。 ...

えびいもは白味噌で煮てからいったん冷ますと、味しみがよくなります。えびいもならではのなめらかな口あたりを楽しんでください。 材料(2人分) えびいも … 1~2個(300g) だし汁 … 300ml 白みそ … 100g 生麩(ごま麩)… 6cm分 小麦粉 … 適量 太白ごま油(サラダ油でも可)… 小さじ1 柚子の皮 … 適宜 作り方 えびいもは皮を剥く。(大きい場合は、鍋に入る大きさに切るとよい。)生麩は1cm幅に切る。 小鍋に1のえびいもとだしを入れて中火にかけ蓋をし、沸いたら弱火で20分ほど煮る。えびいもがすっかり柔らかくなったら煮汁を少し取り、白みそをあわせて泡立て器でよく溶いて鍋に戻し、弱火でさらに10分ほど煮て火を止める。 フライパンに太白ごま油を入れて中火にかけ、薄く小麦粉をまぶした1の生麩を入れて両面色よく焼く。 器に2と3を盛りあわせて汁をはり、あれば柚子の皮をあしらう。 ...