万願寺甘とう Tag

とうがらし類は丸ごと調理がおすすめ。万願寺とうがらしは種もヘタも柔らかいので、直火であぶるのが一番で簡単で美味しい食べ方です。 〈材料 2~3人分〉 万願寺とうがらし … 5本(150g) 油揚げ … 30g 濃口しょうゆ … 大さじ1 砂糖 … 小さじ1/2 かつお節 … 適量 作り方 万願寺とうがらしに金串を刺して直火であぶる。万願寺の全体がこんがりと焼けたらバットに取り出して金串を外し、半分に切る。油揚げも同様にあぶって、食べやすく切る。 しょうゆと砂糖を入れたボウルに、1の万願寺とうがらしと油揚げがあついうちに入れ、箸で転がして絡める。器に盛り、かつお節をかける。 ...

■日時令和3年7月27日(火) 14:00~15:30 ■参加者:25名 ■内容 〇産地中継「万願寺甘とう」ほ場から綾部市生産者 (赤堀さん)にインタビュー 〇京野菜の機能性・栄養面紹介講師:野菜ソムリエ民野摂子 ■(主催)京のふるさと産品協会(協力)JA京都にのくに Youtubeで当日の様子をご覧いただけます YouTubeへ 生産者・JA・協会でPR 万願寺甘とうの特徴や生産のこだわりを生産者・JAが説明 生産者が現地中継 京野菜の機能性・栄養面を野菜ソムリエが紹介 ◆参加者の声 ・オンラインだが、生産者の思いが伝わった ・現地に行った気分 ・仕事を休まなくても参加できる ・機能性成分の説明が分かりやすかった ・今回学んだ機能性成分を生かして調理し、 お客様に伝えたい などの声が寄せられました。 参加者の声を生かし、秋・冬野菜でも実施予定です。...

とうがらしを漢字で書くと「唐辛子」。その意味は「唐(中国ではなく、外国を意味する)」から伝わった「辛子(からいもの)」。要するにとうがらしとは、基本的に辛い食べ物である。真っ赤なとうがらし、例えば鷹の爪などは、見た目からしていかにもピリピリしていそうだが、実は一般的に辛味の強いのは、普通のとうがらしの方だ。ところが、世の中には、辛味を『完璧にゼロ』に抑えたとうがらしがある。その名を『万願寺甘とう』という。   『万願寺甘とう』、そのルーツは? 『万願寺甘とう』とは、京都府舞鶴市内と隣接する限られた地域の特定の農家で栽培されたとうがらしを示すことば。「万願寺とうがらし」をキーワードに検索すると約52万件ヒットするが、その多くが『万願寺甘とう』とはまったくの別物、中には宮崎県産などが含まれていたりする。 逆に『万願寺甘とう』で検索すると、ヒット数は3万9千件にまで絞り込まれる。なぜならこのブランド名を名乗れるのは、京のブランド産品認証を受けたものだけに限られるからだ。 『万願寺甘とう』の祖先は、今から約100年前に、舞鶴市万願寺地区で誕生した。その特徴から「伏見とうがらし」と外国が原産の大きなとうがらしの交雑によって生まれたものがルーツと推測される。たまたまこの地にできたとうがらしが、おいしいと評判を呼び、地区の農家約30戸が毎年栽培し続けるようになった。 その後、地元で「万願寺とうがらし」の名前で細々と栽培されていた品種に、一大転機が訪れる。1983(昭和58)年、京都府が当時の舞鶴中筋農協に、野菜のブランド化を打診したのだ。これを受けて「万願寺とうがらし」は『万願寺甘とう』となり、農協内に甘とう部会が立ち上げられた。この部会で栽培や出荷のルール作り、共同選果の仕組みや品質の基準作りなどが行われ、本格的な生産と出荷が始まる。 『万願寺甘とう』は、提供当初から高い評価を得て、売れ行きも順調、品不足となるほどだった。京都府が狙ったブランド化は見事に成功し、1989(平成元)年、京のふるさと産品協会より『京のブランド産品』第一号の認証を受ける。だから、他の産地が「万願寺とうがらし」を名乗ることはぎりぎり許されるとしても、『万願寺甘とう』を名乗ることはできないのだ。   大きくて、真っ直ぐで、おいしくて 『万願寺甘とう』と、他のとうがらしを比べてみれば、違いはまさに一目瞭然、そもそもの見た目がまったく異なる。何より、まず大きい。選果場で長さにより「秀品」「優品」「良品」の3ランクに分類され、エボ(枝とつながっている部分)を含まない長さが、最低でも10センチ以上ないと出荷されない。 最高ランクの「秀品」は、長さ13センチから23センチまでで、曲がりのないものと定められている。だから、仮に長さで基準を満たしていても、曲がっているものは「秀品」ではなく「優品」となる。選別作業を担う『舞鶴万願寺甘とう部会』では、人手により手間ひまかけ、一切の妥協は許されない。「京のブランド産品」としての出荷が許されるのは「秀品」だけ。大きくて、真っ直ぐなものだけが、ブランド品として認められた『万願寺甘とう』なのだ。 外見の特徴は、他にもある。大きいながらも、肉厚であること。色は鮮やかな濃緑色で艶に満ちている。肉がしっかり詰まっているから実に張りがある。機会があれば、ぜひ他のとうがらしと比べてみてほしい。 そして、肝心の味である。大型で肉厚とはいえタネが少なく食べやすい。果実はとても柔らかでジューシー、甘みにくわえて独特の風味が味の良さを醸し出す。もちろん『万願寺甘とう』である限り、辛味は一切ない。   科学の力で辛味を完ぺきに制御する ここで植物に詳しい人なら、疑問を持たれるかもしれない。とうがらしは基本的に、風が花粉を運ぶことで受粉する風媒花である。とはいえ、虫が花粉を運ぶことによる他家受粉も起こり得る。そんな中で、どうやって『万願寺甘とう』は、辛味ゼロの純粋さを維持しているのかと。 その秘密は、科学の力にある。『万願寺甘とう』は固定種として、地元で大切に育てられてきた。それをさらに、京都府農林センターが品種改良を進めて、2007(平成19)年に『京都万願寺1号』が品種登録される。 ただし、この段階では、まだ辛味を持つ果実の発生率が3~6%程度残った。これでは100%完全に辛味を抑えたとはいえない。そこでさらに研究を重ねた結果、2012(平成24)年に導入されたのが『京都万願寺2号』である。これは遺伝子マーカーを使い、辛味遺伝子を完璧に取り除いたもの。つまり、この品種に限っては、辛味の発生が原理的にありえないのだ。   「100年続く産地を作る」添田潤さん 科学の力により『万願寺甘とう』は、飛躍的に品質が高まった。とはいえ、品種改良されたタネをまいて、放っておけば実がなるわけではない。ブランド品として認められた『万願寺甘とう』が出荷されるまでには、作り手の地道でひたむきな努力が積み重ねられている。 「何に一番苦労するかといえば、木のテンションを保つことです」と、JA京都にのくに 舞鶴万願寺甘とう部会で部会長を務める添田潤氏は語る。木のテンションとは、独特の表現だが、わかりやすくいえば木の元気である。 「京都万願寺2号は、形質的にくびれを残しているので曲がりやすいのです。曲がってしまうと秀品とはなりません。だから、木のテンションを良くして、収穫時期にも細心の注意を払っています」と語る添田氏が強調するのは、土作りをはじめとする生産時に必要な条件である。 土作りで何より大切なのが排水性である。土作りに関しては、ふかふかの土を求めて、部会に参加する生産者がそれぞれに工夫をこらしている。 「部会には今、約420人の生産者がいます。だから、毎年420の事例が共有される。その中の成功事例を次の年に取り入れる。さらに、一人ひとりが工夫を重ねる。そうやってブラッシュアップしていくので、毎年、品質は高まり、収量も増えていきます」 これも『万願寺甘とう』最大の強みである。生産者が一致団結し、ルールを守りながら、少しずつ工夫を重ねる。成功事例はもちろん、失敗事例も共有することで、より良い産品づくりに全生産者が協力して取り組む。 「僕らは、この万願寺甘とうでめしを食い、子どもを育てていく。そう決めています。そのためにも、ここを100年続く産地にする。それが僕らの誓いです」 奇跡とは、偶然に任せて起こるものではない。人のひたむきな努力が、積み重ねられた結果として起こるのだ。...

万願寺甘とうの香りを活かしながら、クリーミーに仕上げた冷製ポタージュ。辛み果のない万願寺甘とうだから、子どもさんにも安心して提供できます。 材料・分量(3~4人前) 万願寺甘とう … 5~7本(約150g) 玉ねぎ(大) … 1/3個(約80g) ジャガイモ(中) … 1個(約140g) オリーブ油 … 小さじ2 バター … 10g コンソメ顆粒 … 1袋(4.5g:固形コンソメ 1個でも可) 水 … 200ml 牛乳 … 200ml 生クリーム … 50ml ホワイトペッパー … 少々 塩 … 少々 イタリアンパセリなど(好みで) … 適量 作り方・手順 万願寺甘とうは、縦に切って種を取り、粗みじん切りにする 玉ねぎはみじん切り、ジャガイモは薄切りにする 鍋にオリーブ油と玉ねぎを入れ、茶色くならないように注意しながら、弱火でじっくり炒める 3にジャガイモ、万願寺甘とうを入れ、しんなりするまで炒めてバターを加える 4に水、コンソメを加え、軟らかくなるまで煮て火を止める 5の粗熱が取れたらミキサーにかけ、クリーム状にする 6に牛乳と生クリームを加えて軽くミキサーを回し、塩・こしょうで味を調える 冷蔵庫で冷やして器に盛り、好みでイタリアンパセリなどを散らす ...

万願寺甘とうを丸々1本使い、子どもが大好きなチーズとマヨネーズで味付けをしました。肉を巻いたことでボリューム感もあり、メインのおかずになるくらいの食べ応えです。 材料・分量(2人前) 万願寺甘とう … 4本 じゃがいも … 200g ピザ用チーズ … 60g 大葉 … 4枚 塩コショウ … 少々 マヨネーズ … 大さじ1 牛スライス … 約30gを4枚 作り方・手順 じゃがいもは皮をむいて適当な大きさに切り、ラップでくるんで電子レンジで柔らかくなるまで加熱したらボウルに移し、つぶしておく。(ゆがいてもいい。) 万願寺甘とうは縦に切り中の種を取る。 粗熱を取った1のじゃがいも、チーズ、みじん切りにした大葉を混ぜ、マヨネーズと塩コショウで味を整える。 縦に切った万願寺甘とうの片方に3を1/4詰め、もう片方の万願寺甘とうでしっかりはさむ。 牛スライスで4をしっかり巻く。 フライパンで5を巻き終わりを下にして焼き始め、転がしながら肉全体を焼く。 ふたをして蒸し焼きにし、万願寺甘とうが柔らかくなれば完成。 切って盛り付ける。 ...

京都の九条ねぎ、万願寺甘とうを使った、子供が食べやすい味付きおにぎりです。九条ねぎ味噌は一手間加えごま油で焼くことで香ばしさが増し、また食べやすい形でおいしくいただけます。万願寺甘とうは存在感があるくらいの食べやすい大きさに切ることで、見て発見し、味わって京都名産のおいしい野菜について知ることができると思います。 材料・分量(2人前) [ねぎ味噌] 九条ねぎ … 1~2本 味噌 … 小さじ2 [おにぎり] 万願寺甘とう … 1本 人参 … 1/4本 ご飯 … お茶碗2杯分 鰹節 … 6g(1パック) 白ごま … 小さじ2 麺つゆ3倍濃縮タイプ … 小さじ2 ごま油 … 適量 作り方・手順 万願寺甘とうの種を取り除き食べやすい大きさに切る。人参はみじん切りにする。 1を耐熱容器に入れ、ラップをしレンジで1分30秒加熱する。 ボールにご飯、2、鰹節、白ごま、麺つゆを入れ、しゃもじでよく混ぜる。 3を食べやすい量を取り、ラップでおにぎり型に成型する。 九条ねぎを細かく小口切りにし、別の容器で味噌と混ぜ合わせる。 4の片面に5を適量塗る。 フライパンにごま油をしき、6を少し焦げ目がつく程度に両面焼く。 ...

京野菜の九条ねぎをふんだんに使ったオムライスです。緑野菜が苦手な子供でも食べやすいように、薄焼き卵の中に九条ねぎを混ぜたり、ケチャップライスの中に混ぜたりし工夫しました。トッピングには、緑色に抵抗がないよう、九条ねぎの白い部分のみを使用し、生の味も味わえるようにしました。 また、九条ねぎの存在感を残すため、色が見やすいようにクリームソースにしたり、卵の皮に混ぜ混むことで、緑色が綺麗に外に出るようにしました。 子供が京都野菜について知り、おいしさを発見できるようなオムライスレシピです。 材料・分量(2人前) [オムライス] ●万願寺甘とうと九条ねぎケチャップライス ごはん … 茶碗2杯分 九条ねぎ … 1本 ※根っこから約5センチをトッピング用にとっておく 万願寺甘とう … 2本 玉ねぎ … 1/4個 コーン … 40g ケチャップ … 大さじ2 コンソメ … 小さじ1/2 塩 … 少々 バターまたはマーガリン … 小さじ1 おろしにんにくチューブタイプ … 1センチ分 ●九条ねぎの薄焼き卵 九条ねぎ … 1/2本 卵 … 2個 塩 … 少々 [クリームソース] 九条ねぎ … 1本 えのき茸...

子ども達の大好きなお肉を巻いた万願寺甘とうの中から、とろっとチーズが出てきます。万願寺甘とうの柔らかいほろ苦さの中にまろやかなチーズを入れて、薄切り肉で巻き、甘辛味に焼きからめました。ついついおかわりしたくなります! 材料・分量(2人前) 豚ばら肉(又は牛薄切り肉) … 6枚 万願寺甘とう … 6本 シュレッドチーズ … 適量 A 酒・本みりん・醤油 … 各大1 きび砂糖 … 小1/2 塩。胡椒・薄力粉 … 適量 作り方・手順 万願寺甘とうは縦に切り中の種を取り、 シュレッドチーズを詰める。 豚ばら肉を広げ軽く塩・胡椒・薄力粉をし1に巻きつける。 フライパンを温めて、巻き終わりを下にして焼きはじめ、ころころ全体を焼く。 3にAを回し入れ適度に水分を飛ばし、照りをつける。 ...

お子様が大好きなライスコロッケを甘い万願寺に詰めて。揚げ油を使わず焼いてあるのであっさりヘルシーです! 中でとろけるチーズが万願寺甘とうともよく合います。「子供も喜ぶ」ということで、ソースも少し甘めです。 材料・分量(2人前) 万願寺甘とう … 6本 ご飯 … 150g ツナ缶(小) … 1缶 玉ねぎ … 4分の1個 スライスチーズ … 6枚(とろけるタイプ) ケチャップ … 大さじ3杯 塩コショウ … 少々 A パン粉 … 大さじ2杯 粉チーズ … 小さじ2杯 サラダ油 … 小さじ2杯 パセリみじん切り … 小さじ1杯 [ソース] ケチャップ … 大さじ2杯 ウスターソース … 大さじ2杯 砂糖 … 小さじ1杯 作り方・手順 万願寺甘とうは縦に切れ目を入れ中の種を取り、三つ折りにしたチーズを中に敷き詰める。 玉ねぎはみじんに切って、油を切ったツナと炒め、塩コショウ少々を振る。 温かいご飯に2とケチャップを入れて混ぜ、塩コショウで味を調える。 1に2を詰めて形を整え、よく混ぜたAをご飯部分に乗せ、アルミホイルを敷いたオーブントースターに並べて、10分程度パン粉がこんがりするまで焼く。 ソースの材料を耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで10秒加熱し、よく混ぜて4に掛ける。 ...

肉厚な万願寺甘とうならではの一品、洋食風の盛り付けも 材料(2人分) 万願寺甘とう(万願寺とうがらし) … 6本 合挽き肉 … 150g キャベツ … 100g トマト …中2個 玉ねぎ … 100g 卵(溶き卵) … 1個分 パン粉 … 200ml 小麦粉…30ml 塩 …適量 A ソース トマトケチャップ …20ml ウスターソース …20ml マヨネーズ…10ml サラダ油 …10ml 揚げ油 …適量 作り方 万願寺甘とうは縦に切り、中の種を取る。キャベツはせん切り、トマトは食べやすく切る。 玉ねぎは皮をむいてみじん切りにし、フライパンにサラダ油を入れて炒め、塩で調味して冷ましておく。 ボウルに合挽き肉を入れ、2の玉ねぎ、溶き卵半量を入れてよく混ぜ合わせ、塩を入れて調味し、1の万願寺甘とうに詰める。 3に小麦粉、残りの溶き卵、パン粉を付けて、160度程度の油で揚げる。 器に、4とキャベツ、トマトを盛り、Aを合わせたソースを添える。 ...